YPF2022講評

皆さん、今日はそれぞれ個性豊かな演奏を聴かせて頂き、ありがとうございました。
どの方も、とてもよく勉強されていらっしゃいました。今日の印象を書かせていただきます。
まず、テンポについてですが、ご自分に合ったテンポを見つけるということです。
速い曲も多々ありましたが、テンポは速いけど、中身が追い付かないということにならないよう、難しい箇所を、時間をかけて一つずつ磨いていって、慎重にテンポに持っていく、という工程が大切です。
それをしないと、余裕のない、形だけの曲に聴こえてしまうので、ぜひ心に留めて練習されることを望みます。
また、左右のバランスについて、メロディと伴奏部分は、同じ人間が左右異なる事をするというコントロールが必要です。
それには、はっきりとしたバランスのイメージを持ち、自分の音をよく聴くということ以外ありません。
普段から、常に自分の音を注意して聴く、そして、「こうしたい」という目標をはっきり持つことが、曲を仕上げていく上でとても大切です。
皆さんが、このような事が楽しくできるといいな、と願っています。
どの方もいっぱい可能性があります。どうぞ、これからも楽しくピアノを弾いていって下さい。
また皆さんの演奏が聴けるのを楽しみにしています。


広野 和子




参加された皆さん、先生方、ご家族の皆様、本日はお疲れさまでした。
相変わらず続くコロナ禍で、当日に向けての体調管理や、レッスンを受ける事も大変だったのではないでしょうか。
そんな中、今日は音楽に対して熱心に向き合う演奏にたくさん出会うことができました。
今日の結果が全てではありません。練習されてきた過程を大切に、これからも音楽と共に成長されることを願っております。
皆さんのご年齢や課題もそれぞれですが、共通して私が感じたことをお話させていただきたいと思います。
今回は、演奏の中で表現をつける工夫を多く感じることがございました。とても素晴らしいことだと思います。
ただ、アクセントなど強調したい音を出そうとするあまり、腕が固くなってしまう方が多くみられました。
腕や手首が固いままですと、音を響かせたくても音が飛ばず、結果的に音が響かなくなってしまいます。
是非、手首や腕を柔らかくする等、使い方の工夫をしてみて下さい。
これからもたくさんの素晴らしい作品に触れ、吸収し、皆さんの人生がより豊かなものになるよう、心よりお祈りしています。


森 恵美子